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投稿日時:2020年7月19日

◎ブログ◎病気 ~プール熱~

こんにちは。
大阪保育士の鈴木です。

三大夏風邪

子ども中心に夏に流行する感染症で、三大夏風邪と言われたりする
『プール熱』『手足口病』『ヘルパンギーナ』。
毎年6月~8月にかけてそれぞれの流行がピークを迎えます。

プール熱咽頭結膜炎)

「アデノウイルス」が原因で、プールの水を介して人→人へ
拡大することが多いので、プール熱と呼ばれています。
年間を通して発生する病気ですが、主に6月末頃から夏季に
かけて流行します。

症状

■潜伏期間は、2〜14日
■のどの痛み(咽頭炎)は、3~5日
■目の充血(結膜炎)、痛みやかゆみ
■38~40℃前後の発熱が数日から1週間程度続く
■頭痛
■食欲不振が3〜7日続くこともある
■眼の症状として、目やに、涙が多くなり、まぶしさを訴えることも
■嘔吐
■下痢

感染経路

咳やくしゃみなどの飛沫によって感染(飛沫感染)と、
目やになどが感染源になるため、タオルの共用や手指を
介した感染(接触感染)がある。

他には、塩素消毒が不十分なプールに入ることでも感染。
ウィルスは、口・鼻の中やのどの粘膜あるいは目の結膜
便を介しての経口感染から体内に入り込んで感染もある為
注意が必要です。

予防

症状が治まった後も、ウィルスの排出は、咽頭からは発症後
7日間~14日間、便から30日間程度続きます >_<
非常に感染しやすいので、慎重に対処が必要です!

おむつなどの交換後に手指を介して感染が広がりやすいので、
交換後のおむつの取扱いには十分に注意が必要で、流水や
石けんによる手洗いが重要

目やにが感染源となるため、ハンカチやタオルティッシュなどの
使い捨てのものを使用し、利用後すぐ捨てましょう。
タオルなどは、家族と別のものを使うように☆

ウイルスは熱や消毒剤で不活化されるようですが、目やにや唾液が
たくさん付着したタオルなどは、洗濯機で洗剤を使用して洗っても
感染する場合があるので、分けて洗うことをおすすめします☆

症状がでている人発病して日の浅い人感染力は強いので、
入浴の順番を最後にするなどで感染拡大予防!

治療・その後

アデノウィルスに対する特効薬がありません。 T_T

それぞれの症状に対する対症療法が中心となります。
結膜炎がひどい場合は眼科の治療も。

■咽頭痛の症状から食欲不振や脱水症になりやすいため注意が必要。
■プリン・ゼリー・アイスなどの刺激が少なく、かたくない食品。
■果物やトマトなどは酸が含まれているため刺激があることも。
■ヤクルトやヨーグルトなどの乳酸を含むものは痛みが出る場合も。
■流動食や飲み物を買う際には乳酸など、含んでいないか確認を!

登園・登校など

学校保険法では、第二種伝染病に位置づけられており、登校基準に
ついては、症状消滅後、2日を経過するまでは出席停止

登園・登校については主治医とよく相談を♪


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