2018年4月
保育園で行われる催し物ってどんなものがあるの?
保育士は子供たちと一緒に遊んだり学んだりしながら、日々の成長を見守っていくやりがいの大きな仕事です。
また、保育の現場では年間を通して、さまざまな催し物があります。
子供たちの笑顔があふれる催し物ですが、意外と準備は大変です。
ここでは、保育園で行われている催し物と、それを開催する目的、そして保育士のかかわり方について紹介していきます。
季節ごとの年中行事
保育の現場では季節ごとの年中行事が開催されます。
春は入学式です。
新入生の歓迎イベントや進級のお祝いなどが行われます。
そして、夏はお祭りです。
短冊を飾り付ける七夕祭り、園内で開催される夏祭りは、保護者や兄弟児も一緒に楽しめるような内容となっています。
秋には運動会が開催されます。
運動会ではかけっこやお遊戯など、園児による出し物があります。
冬になると、クリスマス会、餅つき、節分、ひな祭り、卒業式とイベントが目白押しです。
そのほかに、保育参観や給食試食会など施設独自の行事もあり、1年を通してイベントが開催されます。
何のために開催しているの?
催し物は、子供とその保護者のために開催します。
保育園や幼稚園に預ける保護者は、その施設で「どんな風に子供が過ごしているのか」が気になる傾向です。
定期的なイベントを開催することで、「子供たちはこんなことができるようになりました」「このイベントのために、毎日制作をがんばっていました」と保護者に見せてあげます。
それによって親は安心感を得ることができるでしょう。
子供にとっても、施設でやってきたことを親に見せることは、大きな喜びとなるはずです。
「お祭りのためにうちわを制作した」「一生懸命お遊戯を練習した」といったように、催し物があることで、子供たちを褒めるきっかけを作ることができるのです。
実は保育士にもけっこうな負担に!
子供と親にとっては、うれしいことが多い催し物ですが、実は保育士にとっては負担が大きなものとなっています。
まず、イベントを開催するためには、その準備が必要です。
たとえば運動会を開催する場合は、日程調整と場所の確保が必要です。
また、プログラムの作成や備品の準備もあります。
一番大変なのは、「ものづくり」です。
かけっこをするにも入退場のアーケードの作成や、順位を表す旗などいろいろと用意するものがあります。
ダンスを披露するプログラムでは、衣装の制作をすることもあるでしょう。
日々の仕事に加えて、イベントごとにこういった作業が発生するのです。
催し物それぞれの意味や目的は?
もっともフォーマルな催し物は入学式と卒業式です。
この日は、先生も保護者も正装をして、子供の門出をお祝いします。
式典を開催することで、子供も保護者も「これから新しい生活がはじまる」といった実感を持つことができるようになります。
また、運動会や保育参加もほとんどの保育施設で開催されます。
これらのイベントの目的は、子供の成長を見守ることです。
子供の成長はあっという間です。
昨日できなかったことが、今日突然できるようになります。
普段子供たちがどんなことを学び、どんな風に成長しているのか、保護者は催し物を通して確認することができます。
また、子供も、そのイベントに向けて準備したり練習したり、充実した保育の時間を過ごすことができることでしょう。
子供たちの笑顔のために
催し物は子供と保護者の笑顔のために開催されます。
そのための準備は決して楽ではありません。
しかし、大変だった分、やり終えたときに達成会も大きなものとなるはずです。
子供たちの成長を喜ぶのは、保護者だけではありません。
日々子供の成長を見守っているのは保育士も同じです。
催し物に向けて一生懸命準備している子供たちの姿、イベントを心から楽しんでいる子供の姿は、保育士にとっても感慨深いものとなるでしょう。
その姿を思い浮かべることで、大変な準備も、きっと楽しく乗り切ることができるのではないでしょうか。
保育士免許の取得にピアノは必須?
「保育士志望だけど、ピアノを弾いたことがない」と悩んでいる人はいませんか?保育士といえば、お遊戯会や日々の保育の中でピアノを弾く機会があり、そのためピアノを習ったことがない人にとってはハードルが高いと感じてしまうこともあるでしょう。
実際、ピアノを弾けない人が保育士を目指すのは難しいことなのでしょうか。
弾けなくても免許は取れる
実は、ピアノが弾けなくても保育士免許は取得することが可能です。
保育士免許は国家資格のひとつであり、取得するには2つの方法があります。
1つ目の方法は、年に2回ある保育士試験に合格することです。
試験の受験科目は「造形表現」、「言語表現」そして「音楽表現」の3つのうちから2つを選べることになっています。
ピアノを弾くのは「音楽表現」ですので、この科目を避けて受験すればピアノが弾けなくても試験合格が目指せます。
2つ目の方法は、専門学校や大学などに通い、指定されている課程を修了するという方法です。
この場合、多くの学校ではピアノの授業が必修となっています。
しかし、授業の中で教えてもらえるので、弾けないからといって入学できないわけではありません。
そのため、まったくの初心者でも必要な課程を修了することができます。
採用条件に必須になっている場合も
ピアノが弾けなくても保育士免許の取得はできますが、現場では弾く機会が多いのは事実です。
そのため保育園が採用試験の際にピアノの実技試験を必須にしている場合があります。
中には音楽教育に力を注いでおり、中級あるいは上級以上のスキルを保育士に求める園もあります。
「この園に就職したい」と思っても、ピアノ技術の有無で諦めざるをえないこともありえますので、弾けないよりは弾けた方が何かと役に立つといえるでしょう。
ピアノ技術に自信がない人は、まずは採用試験で出されるピアノの課題曲を見て、自分の技術と合致しているか判断してみてはいかがでしょうか。
保育の現場では弾けないと大変かも
もちろん、ピアノが弾けるからといって「いい先生」であるかどうかはわかりません。
保育園では音楽以外の業務もいろいろありますから、得意な部分を担当すればピアノ技術が足りない分をカバーすることは十分にできるでしょう。
中には保育士同士で役割分担を決めており、得意分野を担当することでフォローし合っているケースもあります。
しかし、繰り返しになりますが、保育園ではピアノを弾くことを求められる機会は多い傾向です。
そのため、仮に求人に対して応募者が複数いた場合、ピアノが弾けると弾けないのでは園から見てどちらが魅力的な人材に映るかは明らかでしょう。
独学・教室通いで少しは弾けるようになろう!
弾けないからといって諦める必要はありません。
まったくの初心者でも、繰り返し練習をすることで徐々にレベルアップしていきます。
昔から習っていた人の演奏を見ると、とても簡単に弾いているように見えるかもしれませんが、初めからスムーズに弾けたわけではないでしょう。
何度も指を動かす練習をすることで、ピアノ技術を身につけていったのです。
同じように練習を重ね、ピアノの上達を目指しましょう。
独学でコツコツと進めてもいいですし、近くの教室に通ってプロの指導を受けるのもおすすめです。
中には保育士向けのコースがあるピアノ教室もありますので、探してみてはいかがでしょうか。
伴奏が弾ければ大丈夫
保育士にピアノ技術が求められるのは事実ですが、何もショパンやベートベンといったピアニストが弾くような曲が求められるわけではありません。
子どもたちがピアノに合わせて歌える程度のレベルがあれば十分ですので、童謡などの伴奏を弾けるようにしておくことが重要です。
4~5曲ほど弾けるようになれば、子どもたちを楽しませることもできるでしょう。
保育士はピアノが弾けなくても目指せますが、弾けると何かと役に立ちます。
これから保育士を目指そうという人は、「できなくてもいい」と決めつけず、少しずつでも取り組むことをおすすめします。
保育園での乳児遊びってどんなことをするの?
言葉でコミュニケーションのとれる幼児とは違い、乳児の保育はなかなか具体的な遊び方がイメージできないかもしれません。
乳児保育の遊び方は乳児の発達に合わせて段階的に行うもので、人格形成の要となるほど重要ともいわれています。
ここでは、仰向け寝からおすわりへの発達に合わせた遊び方と、乳児保育が果たす大きな役割についてご紹介します。
乳児とは?保育園と幼稚園の違い
まず、乳児とは具体的に何歳までの子どもを指すのでしょうか。
厚生労働省の定義では乳児とは1歳未満の子どもを指すことになっています。
小学校就学前の子どものための教育機関は保育園と幼稚園がありますが、満3歳にならないと幼稚園に入園することはできないため、乳児を預けるならば保育園を選ぶことになるでしょう。
保育園と幼稚園のもっとも大きな違いは、保育園は子どもを保育する児童福祉施設であり、幼稚園は子どもに教育を施す教育施設であるということです。
そのため、保育園の先生は保育士資格、幼稚園の先生は幼稚園教諭免許を取得していることが求められます。
乳児期の遊び方とその目的
乳児とされる0~1歳までは、人間が生涯でもっとも大きく発達する時期だといわれています。
その発達を促進するよう、乳児保育の遊び方は乳児の段階に合わせたさまざまな刺激を与えることが重要です。
仰向け寝の時期には、音の出るおもちゃで視覚と聴覚を使うような遊びが刺激になりますし、ほおや手に触れる遊びは触覚を発達させることができます。
寝返りやおすわりができる6カ月ごろからは、身体を回転させたりおもちゃを持って手先を使うなど、自分から動いたり触ってみたりする遊びが役立つでしょう。
成長に合わせ段階的に刺激を増やしていくことで、乳児の心身の発達をより促進することができるのです。
乳児保育の重要性とその意義
もっとも大きく心身が発達する乳児期の体験は、その後の成長の大事な要です。
この時期の体験によって、周りへの信頼感や自己肯定感などの基本的な情緒を十分持てるかが決まってくるといわれています。
乳児ともっとも密にコミュニケーションするのはもちろん親ですが、保育園で一緒に過ごす保育士とのコミュニケーションも成長に大きな影響を与えるでしょう。
保育士と過ごす外の世界が愛情ある心地よいものなら、子どもは周りへの信頼感を持ってすこやかに成長することができるのです。
役割の重要さにプレッシャーを感じるかもしれませんが、そのぶん非常にやりがいのある仕事ともいえます。
乳児保育と保育現場への負担
乳児保育は保育現場への負担がかかりやすいといわれています。
1歳児、2歳児であれば保育士の配置基準は子ども6人に対して1人ですが、乳児の場合は3人に対して1人となっており、より人員が必要です。
また、乳児はおもちゃの誤飲や転落を起こす可能性も大きく目を離せません。
言葉でコミュニケーションが取れないので泣き声や動作を読み取らねばならず、保育士の払う労力も大きくなります。
また、共働きの家庭が増えるなど社会の変化によって乳児保育の需要が高まっているため、現場の人手不足に悩む保育園が増加していることも大きな問題となっています。
これからの乳児保育の在り方
国は2013年に「待機児童解消加速化プラン」を掲げ、保育園の整備や保育士の確保を推し進めることで、保育士不足と待機児童問題の解決を図ってきました。
しかし、人格形成の要を担う乳児保育に必要とされているのは良質な保育士であり、資格を持っていればよいというものではありません。
保育士自身が経験を積み学び続けていけるよう、職場の環境や保育士への待遇もまだまだ改善が必要です。
働きやすい職場で経験を積むことで保育士自身が成長できれば、それが良質な乳児保育につながっていきます。
保育園や人員の数を増やすだけでなく、保育士への環境を整備することで、より充実したゆとりのある保育を目指すことが、今後あるべき乳児保育の形といえるでしょう。
保育士転職での採用面接でよくきかれることは?
保育士は人材不足が深刻であり、どの保育園でも人材集めに困っているため、転職は比較的しやすい傾向です。
しかし、採用面接では保育園が求める水準に達していることを示さなければなりません。
そのためには、事前にしっかりと面接の対策を行っておくことが重要です。
この記事では、面接の基本的な対策からよく聞かれる質問までを詳しく解説します。
やはり聞かれる退職理由!どう答えるべき?
面接官が最も気になるのは、「なぜ前に働いていた保育園を辞めたのか」についてです。
多くの転職希望者にとって、この質問は非常にやっかいなものですが、聞かれる可能性は非常に高いので、しっかりと対策をしておきましょう。
答え方としては、考え方の違いを理由にするのが無難です。
つまり、「自分が考える教育と前の保育園の方針が合わなかった」というような形になります。
また、余裕があれば、自分の考え方と転職希望先の方針が合っていることをアピールし、志望動機につなげてみましょう。
そうすることで説得力がより一層高まります。
退職の本当の理由が待遇や人間関係によるものであったとしても、正直に言ってしまうと評価が下がる可能性があるため、気をつけましょう。
ネガティブな物言いはNG!言い方を考えよう!
ネガティブな発言をしてしまうと、評価が下がる可能性が高いため、注意が必要です。
先ほどの退職理由も同様です。
もし、「人間関係が悪くなったから辞めました」と言ってしまうと、聞き手である面接官は「もしかするとこの人には何か問題があるのかもしれない」と感じてしまう可能性があります。
また、言っている内容は同じでも、表現が違うだけで、聞き手の印象が大きく変わることがあります。
例えば、「私は不愛想です」と言えばネガティブに聞こえますが、「私は発言に慎重です」と言えばポジティブに聞こえるでしょう。
このような表現の仕方は人によってクセがあるため、自分では気づきにくいです。
親や友達などに面接練習を手伝ってもらい、表現を指摘してもらうと効果的といえます。
保育士として働くために面接をしているのに、保育の能力以外の細かいところで不採用になってしまうのは非常にもったいないことです。
自分の能力を正しく判定してもらうためにも、表現の仕方には気をつけましょう。
面接時の服装やマナー
ポイントは無難な対応をすることです。
たとえ、服装やマナーが非常に美しかったとしても、それが直接的な理由で採用に結びつくことはあまりありません。
あくまでも、服装やマナーがマイナス評価にならないようにすることが大切です。
服装は指定があれば、それに従います。
指定がなければ、黒や紺などの無難な色のスーツを着用しましょう。
オシャレをするのではなく、清潔感を出すことを第一に考えます。
マナーに関しても、保育士だからといって特別なことをする必要はありません。
面接の時間を守る、大きな声でハッキリと話すなど、常識的なことができていれば問題になることはないでしょう。
自己PRで気を付けること
新卒であれば、学生時代にがんばったことが自己PRとして通用します。
しかし、転職の場合は、今までにどういった経験をしてきて、「どういったことができるのか」を伝える必要があります。
つまり、保育士としての能力が問われているということです。
また、その能力を具体的に「どのような形で活かすことができるのか」を伝えることも大切になります。
単に能力を伝えるだけでは面接官に響きません。
希望する転職先の保育園が抱えている課題を踏まえたうえで、自分の能力が活かせることを証明することが、説得力のある自己PRには必要といえます。
このような自己PRをするためには、「自己分析をしっかりとすること」「希望する転職先の保育園をしっかりと分析すること」の2つが大切です。
面接官はその質問で何を知りたいのか考える
面接官がする質問には意味があります。
ただ漠然と機械的に質問をしているわけではありません。
そのため、質問に答えたとしても、面接官にとっては的外れな答えに聞こえることがあります。
適切に答えるためには、面接対策として用意してきた答えを伝えるだけではなく、面接官の意図を考えながら質問に答えていくが大切です。
保育士免許を取得するにはどうしたらいいの?
子どもたちとの日常生活を通して成長を実感できる「保育士」は、人気の高い資格です。
保育士の資格を取得したいけれど、どうすればよいか分からないという人も多いのではないでしょうか。
自分に合った資格の取得方法を知ることで、目標に向けて効率よく学習を進められます。
そこで、今回は保育士免許の取得方法について詳しくご紹介します。
資格取得の方法は大きく分けて2つ
保育士は厚生労働省が所管する国家資格で、保育士として働くためには資格を取得しなければなりません。
保育士の資格を取得する方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、厚生労働大臣が指定する保育士養成学校や指定保育士養成施設を卒業すること。
2つ目の方法は、保育士試験を受験して合格することです。
以下ではこれら2つの資格取得方法について具体的に解説します。
保育士養成課程を修了する
保育士養成課程を修了することは、保育士の資格を取得する確実な方法です。
都道府県知事が指定する4年制大学や短期大学、専門学校などで必要な単位を取得すれば、保育士の試験を受けなくても資格が取得できます。
保育士資格の取得を考えている場合には、入学を検討している学校で卒業時に資格が取得できるかどうか確認しておくとよいでしょう。
また、学校に通う方法以外に通信制大学を利用する方法もあります。
基準を満たした通信制大学であれば、自宅学習で必要な単位を取得し、実習はスクーリングでこなすことで、保育士の資格を取得可能です。
保育士試験の合格率は例年2割前後で推移しており、簡単に合格できるとはいえません。
そのため、確実に保育士の資格を取得したいときには、通学や通信制の大学を利用するのがおすすめです。
保育士資格試験に合格する
保育士の資格試験は、1年に2回実施されています。
筆記試験は例年4月と10月に行われ、筆記試験に合格すると実技試験が受験可能です。
筆記試験は、保育原理・教育原理・児童家庭福祉・社会福祉・社会的養護・保育の心理学・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論の9科目です。
科目の合格ラインは6割以上となっています。
筆記試験には科目別合格制度があり、合格した科目については3年目まで持ち越しできます。
実技試験の日程は、4月の試験では7月ごろ、10月の試験では12月ごろが目安です。
2014年度まで保育士試験は年に1回でしたが、保育現場の人材不足解消を目的に、2015年度から2回実施されるようになりました。
当初、2回目の試験は特定の地域のみで働ける「地域限定保育士試験」が行われていましたが、2016年度以降は通常の保育士試験も行われています。
受験資格は、一般の大学・短大を卒業した人や、高校卒業後に児童福祉施設で2年以上・総勤務時間数が2,880時間以上の実務経験がある人となります。
また、義務教育終了後に児童福祉施設で5年以上・総勤務時間数が7,200時間以上の実務経験がある人も受験できます。
今受験資格を満たしていなくても大丈夫
このように、保育士の資格を取得できる道は一つではありません。
今の段階で受験資格を満たしていなくても、自分のペースで取得を目指すことができます。
保育士試験を受験する場合には、ペースメーカーとして通信講座を利用するのがおすすめです。
なぜなら、通信講座では筆記試験だけでなく実技試験の対策もカバーできるからです。
独学でもテキストを購入して筆記試験対策ができますが、実技対策をするのは難しいかもしれません。
通信講座の多くは、実技試験当日の流れや歌や演奏のポイント、絵画の画材などについてポイントをまとめた動画教材が充実しています。
また、確実に合格を目指すなら、指定保育士養成施設への通学や通信制の大学で学ぶのもよいでしょう。
好きな道でスペシャリストを目指そう!
保育士の資格は生活スタイルに合わせて取得することができ、子どもと接することが好きな人におすすめの資格です。
保育士として働き始めてからも、さまざまな人との交流を通して学びが深まることでしょう。
あなたも好きな道でスペシャリストを目指してみませんか?
保育園での『制作』ってどんなもの?
保育士には子供と接する仕事のほかにもたくさんの仕事があります。
楽しい保育園生活を支える仕事のひとつが『制作』です。
なかでも、特に労力を要するのが壁面制作といわれています。
アイデアを出すのが苦手だったり作るのに時間がかかったりする場合は、保育士にとって大きな負担になってしまいがちです。
ここでは、保育園で行われる壁面制作について紹介します。
毎月の壁面制作と保育士への負担
保育室の壁に、手作りの飾りをつける仕事が壁面制作です。
壁面をカラフルな折り紙や画用紙で飾ると、保育室が明るく楽しい雰囲気になります。
子供の好きな動物や花などをモチーフにして画用紙を切り抜き、壁に配置していくのです。
イベントがある月の場合は適切な飾りに変えなくてはならないので、ほぼ毎月作らなくてはなりません。
そのため、壁面制作はやりがいを感じられる仕事であると同時に、大きな負担となる仕事でもあるのです。
壁面制作では、1つ1つの飾りを手作業で仕上げなくてはならないので、非常に時間がかかります。
デザイン決めから制作まで手早く終わらせられればよいですが、作業を苦手とする人にとっては困難でしょう。
終わらなければ、持ち帰って作業を続けなければならない可能性もあります。
壁面制作を行っている際はほかの仕事ができないのも難点です。
壁面制作って何のためにやっているの?
保育園で壁面制作を行う理由は、子供に季節感を持ってもらうためです。
壁面制作の飾りで季節ごとのイメージを表現したり、イベントを意識させたりすることで想像力を養うことが可能です。
カラフルな色彩を目にすると、色彩感覚が養われて脳が発達するといわれています。
明るい雰囲気を演出できるので子供たちも楽しく過ごせるでしょう。
また、壁面制作では子供たちが作った折り紙作品などを飾る場合もあります。
子供が完成させた作品を一緒に飾ることでコミュニケーションができ、子供との仲も深められるでしょう。
完成させた作品を飾ってもらうと、子供に大きな自信がつきます。
壁面制作には、子供の個性を伸ばす役割もっているのです。
けっこう子供たちには見られている
保育士が話題に挙げなくても、子供たちはしっかりと壁面制作を見ています。
どんな飾りに変わっているか、毎月楽しみにしている子供もいるでしょう。
人気のある動物や花などの飾りがあるときは、特によく見られがちです。
多くの時間を壁面制作のある部屋で過ごすので、飾りに愛着を持つ子供もいます。
飾りが新しくなるたびに変化を探したり、外した飾りを欲しがったりする場合もあるでしょう。
子供にとって壁面制作の飾りはただの飾りではなく、楽しい園生活を象徴するアイテムのひとつでもあります。
毎月のアイデア出しに有効な雑誌
実際に壁面制作のデザインを決める際、どんなモチーフを使用すればいいのか悩んでしまうときがあります。
なかなかすてきなアイデアが浮かばない場合もあるでしょう。
自分ですべてのデザインを考えるのではなく、雑誌などを上手に活用するとアイデアが浮かびやすくなります。
壁面制作のアイデア探しに最も適しているのは、保育雑誌です。
保育雑誌は保育アイデアや壁面制作のデザインについて書かれている雑誌で、毎月発刊されます。
なかには、壁面制作に使用する飾りの型紙も付属している保育雑誌もあります。
これらのアイデアを参考にすれば、デザインを考える負担が大きく軽減します。
雑誌を上手に活用して、すてきな飾りに仕上げるとよいでしょう。
子供たちと一緒に楽しもう!
保育士だけですべての壁面飾りを仕上げるのは非常に大変です。
子供たちと一緒に飾りを作ると楽しみながら仕上げられるだけではなく、負担も軽減されます。
季節やイベントに合った飾りを仕上げてもらうとよいでしょう。
年齢が低いクラスの場合は作業が簡単であるため、手や指でスタンプを押してもらって仕上げる作品が適しています。
年齢が高いクラスであれば、折り紙を使用して1つずつ飾りを作ってもらうことも可能です。
親しみがわきやすいので、子供たちが親しみやすいモチーフが適しています。
壁面制作は作業に時間がかかるため大変な仕事ですが、子供たちの作品を活かせば個性の出たすてきな作品に仕上がります。
保育参観のときなどで、保護者に子供たちの作品を見てもらえるという点も大きなメリットです。
さまざまな工夫を取り入れながら、壁面制作を楽しみましょう。
他と比べてどうなの?やっぱり気になる保育士の年収
保育士になるうえで一番気になるのが「年収」についてではないでしょうか。
他の業種と比べて賃金が低いことで各種メディアにも取り上げられているのが保育士という仕事です。
しかし、実際にはどれほどの差があるのかきちんと理解している人は少ないかもしれません。
そこで、今回は保育士の年収と処遇改善の動きについて解説します。
公立保育園と私立保育園の差
保育園には大きく分けて自治体が運営する「公立保育園」と民間が運営している「私立保育園」の2つがあります。
公立保育園は地方自治体が経営の基盤となっているため、経営が安定しており賃金も私立保育園に比べて高い傾向です。
これに対して、私立保育園は民間人や企業が運営している保育園になります。
私立保育園は園ごとに賃金体系や年収額が異なっており、給料が高い保育園もあれば、低い保育園などさまざまです。
勤続年数や実務内容によって年収は変わってきますが、公立保育園と私立保育園では100万~200万円ほどの年収差があります。
少しでも給料が高い保育園を希望する場合は公立保育園がよいでしょう。
もっとも、公立保育園は募集枠がかなり狭く、毎年応募が殺到します。
さらに、政府の方針として「保育園の民営化」が進められているため、いずれ公立保育園はすべて民営化されるため注意が必要です。
私立も徐々に上がってはきている?
「私立保育園の賃金が低すぎる」として大きな社会問題にもなっていたのが、私立保育園の賃金体系です。
数年前までは月の手取りが15万円を切るような保育園も存在しており、多くの人の関心を呼びました。
しかし、この低すぎる賃金が問題視されるようになってから「保育士の処遇改善」の動きが活発になったのです。
事態を重く見た政府も積極的に改善策を打ち出し2017年4月より「技能・経験に応じた保育士等の処遇改善」という政策が行われることになりました。
この一連の流れを受けて、現場の保育園でも徐々に賃金体系や就労形態の見直しが行われ保育士の処遇は以前よりも大きく改善されています。
サービス残業代の支払いや休日出勤手当など各種手当を充実させるなどの対応が多くの保育園で行われたのです。
『処遇改善手当』で給与アップは期待できる?
政府が打ち出した「技能・経験に応じた保育士等の処遇改善」という政策で取られているのが「役職に応じた各種手当の充実」です。
これまでの保育園では大きく分けて「園長」「主任」「各教室担当」という3つの役職しか設けられていませんでした。
その結果、役職に応じた手当が付けられず、賃金が低くなるという問題がありました。
この問題を解決するため、新たに「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」という3つの役職を設けて、役職ごとに手当を支給する仕組みにしたのです。
各役職に就くには一定の条件があり、条件を満たせば毎月の給与に手当がプラスされます。
「副主任保育士」「専門リーダー」には月額4万円、職務分野別リーダーには月額5000円の手当がつきます。
2017年4月からこの制度を導入する保育園では給与アップが期待できる可能性が高いでしょう。
家賃補助等各種手当の出る園を選ぶことも大事
保育士の処遇改善の流れを受けて、全国の私立保育園では「家賃補助」や「給与補助」など各種手当が充実してきています。
家賃の全額や月額固定で補助を受けられる保育園を選べば、手取りとして残る給与は増えることになります。
また、各自治体でも「キャリアアップ補助制度」などの補助金制度を行っており、申請すれば毎月数千円~数万円の補助金を受け取れる自治体もあるため積極的に利用してみましょう。
年収アップのために取れる対策はある?
保育士の年収アップ対策としては「給料が上がりやすい保育園を選ぶ」というのが1つのポイントです。
保育園によっては、勤続から5年以上経っても初任給から給料がほとんど上がっていないという保育園があります。
「保育士にこれからなろう」と考えている人は現場の人の意見を聞き、少しでも給料が上がりやすい職場を選ぶことが大切です。
また、すでに保育士として働いていて「この職場は給料が上がらない」と感じた場合は、他の保育園に転園することも考えてみましょう。
保育園が変われば給与面でも大きく改善する可能性があります。
幼稚園教諭免許は更新の必要はあるの?
将来を担う子どもたちの教育に携わる幼稚園教諭としての仕事は、文部科学省が管轄している幼稚園教諭免許を所有していないとできない仕事です。
その幼稚園教諭免許も制度が変わり、免許を更新することが必要になりました。
そこで、今回は幼稚園教諭免許について、更新するにあたっての講習受講や申請の仕方、更新時期などについて解説します。
保育士資格と違って幼稚園教諭免許は更新がある
子どもの保育や教育にかかわる職業の資格としては、保育士資格と幼稚園教諭免許があります。
保育士資格は一度取得すれば更新する必要はありません。
一方、幼稚園教諭免許は2007年に法律が改正され、2009年4月以降は教員免許更新制となっています。
幼稚園教諭には幼児の教育にあたり、教員に求められる資質や能力を保持していなければなりません。
時代が流れれば幼児教育に関する手法が変わってくることも考えられることから、最新の知識や技能を身につけられるよう免許更新が必要になったのです。
更新に必要な免許状更新講習とその受講の仕方
更新に必要な免許状更新講習は誰でも受けられるわけではなく、受講対象者でなければ受講することができません。
普通免許状または特別免許状を所有している人のなかで、「現職教員や今後教員になる可能性のある人」「過去に教員をしていたことがある人」などが受講対象者です。
受講にあたっては各自が受講対象に該当している証明を添えて申し込み、大学等で行われる30時間以上の講習過程を受けることになります。
2016年4月から、更新講習の内容は必修領域が6時間、学校種や免許に応じて選ぶ選択必修領域が6時間、選択領域が6時間です。
所定の講習をすべて受講すれば各大学から修了証明書(履修証明書)が発行され、免許管理者の都道府県教育委員会に修了証明書(履修証明書)を添えて申請するという流れです。
なお、修了証明書(履修証明書)を提出する都道府県教育委員会は、現職の場合は勤務する学校がある都道府県、現職でない場合は住所地の都道府県となっています。
更新時期の管理も忘れずに!
2009年4月1日以降に初めて幼稚園教諭免許を取得した者については新免許状が発行されており、有効期限が10年間となっています。
免許状に有効期間満了日が記載されており、2009年3月31日以前に免許を取得した人は旧免許と呼ばれ、旧免許自体に有効期限は付されていません。
しかし、教員免許更新制が導入されたことにより、新免許状と同様に更新の制度が適用されます。
ただ、旧免許の所有者の場合は生年月日をもとに最初の免許終了確認期限が設定されるため、更新時期には注意が必要です。
また、免許状更新講習受講期間および更新講習修了確認申請期間は範囲が設定されています。
有効期間の満了の日または、修了確認期限の2年2か月前から2か月前までの2年間に、免許更新の申請をしたり講習を受けたりしなければなりません。
実は保育士資格と両方持っている人が多い
幼保一体化が進み、国内各地で認定こども園も増えてきています。
認定こども園などで働く場合、基本的にはどちらかの免許があれば就職することが可能です。
ただ、両方の免許を所有している方が有利になったり、必須になったりしているところもあります。
また、幼児教育や保育を学べる大学では、卒業までに両方の免許を取得できるカリキュラムを組んでいるところも多い傾向です。
実際に幼稚園教諭免許だけではなく保育士資格も取得して働いている人も多くいます。
現在使用していなくても更新しておいた方がいい
旧免許所有者で現在は幼稚園教諭としての職に就いていない人や、今は職に就く予定がないという人の場合、免許の更新はしなくてもいいと考えることもあるでしょう。
確かに、免許の終了期限が経過するまでに更新講習を受けなかったとしても、免許自体が失効してしまうことはありません。
ただ、将来幼稚園教諭として仕事に復帰しようとするときは、あらためて30時間以上の更新講習を受講しなければ、すぐには働けないのです。
また、免許管理者への申請も行ってからでないと仕事に復帰できないため時間がかかってしまいます。
そのため、更新手続きを行う余裕があるならば、現在使用していなくても更新しておいた方がいいでしょう。
保育士になるには?条件・方法・心構え色々
日本各地で課題になっている「待機児童問題」を背景に、保育士のニーズは高まりつつあります。
また、子どもの笑顔や成長に携わることができる保育士の仕事は、その大変さと同じくらいやりがいがある職業とされています。
そんな保育士になりたいと願うすべての方のために、今回は保育士になるための方法や条件などをまとめてみました。
保育士になるために必須な条件は?
保育士になるためには、まず国家資格である保育士資格の取得が必要です。
資格取得後は主に、保育園や保育所などが就職先となります。
自治体によっては児童厚生施設(児童館や児童遊園)や病院が運営する保育所や助産施設などでも保育士を採用している場合もありますので、各自治体のホームページなどでチェックしましょう。
保育士になるための資格取得の方法
保育士になるためには、まず国家資格である保育士資格の取得が必要です。
資格取得後は主に、保育園や保育所などが就職先となります。
自治体によっては児童厚生施設(児童館や児童遊園)や病院が運営する保育所や助産施設などでも保育士を採用している場合もありますので、各自治体のホームページなどでチェックしましょう。
保育士資格を取得するための方法は、大きく分けて「厚生労働省の指定する養成学校を卒業する」方法と「保育士試験を受験する」方法の2つがあります。
厚生労働省の指定する養成学校の保育士過程を卒業した場合、必要単位を修得することで卒業と同時に取得することが可能です。
保育士養成課程では、保育士となるうえで必須の知識や技術をはじめ、子ども達や保護者とかかわるときの心構えなどを講義や実習の中で学習します。
4年制大学、短大、専門学校のどの場合でも取得する資格自体に差はありません。
しかし、短大や専門学校の場合は、実習をしながら講義や演習を両立していく必要があるため、細かいスケジュール管理をしていかなくてはなりません。
保育士試験は年1回の狭き門!?
保育士試験を受験する場合は、養成学校や保育士過程を卒業している必要がないため、社会人も受験が可能というメリットがあります。
保育士試験とは、全国保育士養成協議会が実施する試験のことで、高等学校や大学を卒業した方だけでなく、児童福祉施設で特定の勤務年数を経た方などが受験できる試験のことです。
試験内容については、筆記試験と実技試験の2つの試験で合否を判断します。
筆記試験は「保育原理」や「児童家庭福祉」など、保育士養成課程で学習する内容が主な内容です。
実技試験については、保育実習実技という形式で行われます。
実技試験で行うのは、音楽(ピアノやギターなど)造形(絵画など)言語表現(3分間のお話)の3つが実施されます。
しかし、厚生労働省の『保育士試験の概要』によると、保育士試験の難易度は例年高い傾向にあります。
2017年度の保育士試験では62,555名の受験者のうち、合格者は13,511名という狭き門になっているため、かなりの勉強時間が必要となるでしょう。
保育士になるために必要な心構え
保育士の仕事を続けていくうえで心得ておきたいことは、まず「元気」です。
子ども達は大人の表情や言動に敏感です。
保育士に元気がないと、子ども達にも影響が出てしまうこともあります。
保育士になるために、健康管理や笑顔は必須といえるでしょう。
次に「他の保育士との連携をはかること」です。
子ども達にはそれぞれ違った個性や成長があり、いつもマニュアル通りになるとは限りません。
また、多くの子どもを相手にする場合には、ケガやトラブルなどにも対応していかなくてはなりません。
そんなときに他の保育士との連携が取れていれば、突然の事態にもフォローし合って対応することができます。
困ったことや不安なことがあれば、必ず先輩保育士や他の保育士に相談するように心がけましょう。
また、どんなときでも子ども達の模範となるような行動や言葉づかいをするようにしてください。
子ども達の保育のサポートをするのが保育士の仕事ではありますが、子ども達にとっての保育士は見習うべき「大人」であり「先生」なのです。
やっぱり保育士になりたい!
人とかかわる仕事であるため、勉強することも多い職業です。
しかし、多くの学びの中で、子どもだけでなく自分自身も成長できることも「保育士」という仕事の魅力といえます。
多くの子ども達に信頼される保育士になれるように、頑張りましょう。
保育士資格の取得に年齢制限はある?
保育士として働くためには資格が必要ですが、年齢制限はどうなっているのでしょうか。
高校卒業後に専門の養成学校に通っていなくても、さまざまな理由や年齢で保育士を目指す可能性がありますよね。
主婦の方や社会人の方など、幅広い年齢層の方の受験が考えられます。
保育士の資格を受けるにあたって、設けられている条件や、保育士の現状はどうなっているのでしょうか。
資格取得自体には年齢制限はないけれど…
保育士資格を取得するのに年齢制限は設けられていません。
そのため、高校卒業後に保育士の進路を選ばなかった人であっても、保育士資格を受験することが可能です。
つまり、社会人であっても、主婦であっても、誰でも何歳でも保育士を目指すことができるということです。
そして、保育士資格の受験勉強は、専門施設を卒業していなくても、通信教育や、講座でカバーすることができます。
このような性質から、育児や仕事をしながら資格試験の勉強をする人もいるようです。
ところが、いくら年齢に制限がないとはいっても、保育士は肉体的にタフであることが求められる職業です。
その点においては若い方が有利といえるでしょう。
また、正社員を目指している場合も、20代の方が有利なので、早めに資格を取得することをおすすめします。
受験資格に必要な条件
保育士養成学校を卒業していなくても、保育士資格を取得することは可能ですが、受験資格にはいくつかの規定があります。
まず、大学または短大、あるいは専門学校(2年制以上)を卒業していることが必須です。
なお、学部・学科はどこであっても関係がなく、保育士関係でなくても構いません。
また、在学中の方や、大学を中退している方でも、受験資格が認められる場合があります。
そして、上記の条件に当てはまらなくても、児童福祉施設での勤務経験があれば受験資格を得ることができます。
実際の正社員としての求人事情
保育園を経営するうえで、重要な役割を任せられる正社員の保育士ですが、その実態はどのようなものなのでしょうか。
パートタイマーの保育士と比べて、正社員の保育士はクラスの担任や、保護者の対応を頼まれることが多く、業務量が多いと思われがちです。
しかし、労働時間に偏りが出ないように、シフト制にしたり、早番、遅番で調整したりと、工夫がされています。
また、正社員の保育士として働く場合、月給制で給料が支払われます。
そのため、安定した生活が期待できるでしょう。
さらに、正社員で働くメリットとして、ボーナスが支給されることが挙げられます。
パートタイマーの保育士と比べて業務が多く、責任が多いための処置であると考えられます。
なお、パートタイマーの保育士にボーナスはありません。
園長など上を目指すのであれば、正社員で入社すると有利でしょう。
パートタイマーとして働く選択肢も
パートタイマーの保育士の仕事内容は、正社員の保育士と大きな違いはありません。
ただし、責任や担任を受け持つのは正社員の保育士の役目とされているため、補助的な業務が中心的となっています。
また、勤務時間は勤める保育園により異なり、短時間勤務のところからフルタイムなど、雇用形態はさまざまです。
正社員が少ない早朝や夕方、夜間保育を行っている園の短時間勤務など、幅広い勤務時間に対応しています。
したがって、正社員の保育士より負担が少ないことと、勤務時間が比較的自由であることが、パートタイマーの保育士として働くメリットであるといえるでしょう。
また、正社員として働いていた保育士が、結婚や出産後にパートタイマーのとして復帰するというケースもあるようです。
意欲があれば是非チャレンジを!
保育士資格を取得しておくと、保育士として働くことができるだけでなく、児童自立支援施設や児童養護施設、児童家庭支援センターなど、活躍できる職場が広がります。
また、待機児童問題が深刻化し、保育士のニーズは増加しています。
保育士不足が問題視されている今、保育士資格を積極的に取っておいて損はないでしょう。