投稿日時:2018年11月16日
保護者や園児にウケが良い自己紹介方法を紹介!
保育士が自己紹介する場面は多い
仕事でもプライベートでも、初対面の人には自己紹介をすることが基本ですが、ほとんどの場合は1対1や数人を前にしての自己紹介となります。しかし、保育士の場合は、園児や保護者など大勢の前で自己紹介をする機会が多いものです。新しく保育園に就職したときはもちろん、新しいクラスを担任することになるときや、担当の行事を実行するときなどさまざまあります。大勢の前で話をするときには、自己紹介が必要となることが多いので、コツを覚えておくと役立つでしょう。
そもそも、自己紹介とは名前や趣味など自分についての情報を相手に知ってもらうために行うものですが、大切なのはそれだけではありません。毎日接することになる園児や大切な子どもを預ける保護者は、自己紹介を聞いてその保育士の人柄などを想像します。人は第一印象が重要といいますが、自己紹介は自分の印象を左右する大きなポイントです。そのため、園児に興味を持ってもらい、保護者には安心して子どもを預けられる人という印象を与えられる内容を考えることも大切です。
園児の心をつかむポイント
自己紹介で園児の心をつかむには、言葉よりも視覚や感覚で楽しめる内容にしたほうが興味を引きます。大人は内容によって興味を持てるか持てないか判断しますが、小さな子どもは感覚的にワクワクするものに興味を持ちやすいからです。たとえば、自己紹介を始める前に一緒に手遊び歌をして、園児たちの心を引き寄せます。そうすると「この先生は楽しい手遊び歌で遊んでくれた。次は何をするんだろう」と興味を持ってくれるのです。
自分の名前や趣味などを発表するときは、絵や小物を取り入れて紹介します。画用紙などに好きな食べ物や得意なことを描いておき、1つずつ出してクイズ形式にするのも良いでしょう。絵以外にも、折り紙やフェルトなどを使って小物を作るという方法もあります。また、自作の紙芝居やパペットでの自己紹介も個性的で興味を引くはずです。
それから、園児の前で自己紹介をするときは、簡単な言葉を選んで大きな声でゆっくり話をすることもポイントです。大人同士の会話と同じような言葉やテンポで話をしても、園児たちには難しくてうまく伝わりません。たくさんの園児がいる前ではお腹から声を出し、一人ひとりがしっかり聞き取れるよう意識します。
保護者に信頼されるポイント
園児だけでなく、保護者の信頼を得ることも忘れてはいけません。自己紹介で「この保育士なら安心」と信頼してもらえると、保護者との関係も良好になりやすいのです。一般的な自己紹介の内容とともに、これまでも保育士として働いていた人は「〇年間保育士をしております」など、経験があることを伝えます。初めて保育士として働く人は「いろいろな経験を通じて子どもたちと一緒に成長したいと思います」など、向上心をアピールしましょう。これからどんな風に子どもたちと接したいのか、どんなクラスにしたいのかを伝えることも大切です。
また、保育園では子ども同士が些細なことでケンカをすることや、何かトラブルが発生する可能性があります。そこで、良い部分だけでなく、問題が起きたらどのように解決するかを伝えておくと保護者は安心です。たとえば「ケンカやトラブルが起こったときは、子どもと一緒に解決できる方法を考えていけたら良いと思います」という感じです。最後に「気になることがある場合は、些細なことでもお話ください」など、保護者の不安や悩みを聞く気持ちがあることを伝えます。「些細なことでも」と付け加えるだけで、保護者は相談しやすくなるのです。
上手な自己紹介のやり方をマスターしよう!
自己紹介は自分の印象を決める大切なポイントです。園児や保護者に良い印象を持ってもらうためにも、じっくり内容を考えましょう。とはいえ、大勢の前で自己紹介をするのは緊張するものです。自己紹介を成功させるためにも家族や友人、同僚の前で練習しておきます。なぜなら、誰かにチェックしてもらうことで、改善したほうが良い点などを指摘してもらえるからです。方法や内容を工夫しながら、上手に自己紹介をしましょう。