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投稿日時:2018年7月12日

保育士と幼稚園教諭はどう違う?資格と仕事内容の違いを徹底解明!

保育士資格の取り方としくみについて

保育士資格を取得するには、保育士課程を設けている大学や短大、専門学校を卒業する必要があります。
決められた課程を修了した後は、保育士試験を受験して資格を取得するしくみです。
その後は保育士として情報を登録し、就業する流れになります。
取得できる資格は、養成機関によって違いはありません。
大学・短大・専門学校のどの養成機関であっても、保育士免許を取得できます。
勉強できる内容や期間で選ぶとよいでしょう。

幼稚園教諭免許の取り方としくみについて

幼稚園免許を取得できる養成機関には、大学や短大が挙げられます。
保育科など、幼稚園教諭免許状が取得できる課程を修了するのが条件です。
幼稚園教諭の場合、養成機関によって資格の種類が異なります。
4年生大学である場合は一種、短大の場合は二種と分類されるしくみです。
大学院修士課程を修了した場合は専修に分類されます。

保育園と幼稚園では、管轄する機関が異なります。
保育園の管轄は厚生労働省で、幼稚園の管轄は文部科学省です。
そのため、幼稚園は保育園よりも教育に重きを置いています。
保育士免許を保有していても幼稚園では勤務できないので、それぞれの違いをしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

仕事内容についての違い

保育園の主な目的は「保育」です。
0歳から小学校入学前の子どもが対象となります。
食事や着替えなどの日常生活の補助だったり、生活習慣を身に付けたりする手伝いが保育士の主な仕事です。
乳児や幼児の場合は食事だけでなく、おむつ替えなどの世話も仕事に含まれます。
子どもから抱っこやおんぶなどをせがまれる機会も多く、体力が必要になる職業です。

一方、幼稚園の主な目的は「教育」です。
気品的な知識や運動、芸術に関係することに積極的に取り組みます。
3歳から小学校入学前の子どもが対象となるので、子どものお世話はあまり仕事内容に含まれません。
子どもを預けている保護者の存在も大きく、保護者が参加する行事やイベントが開催される機会も保育園より多いです。

給与・待遇面についての違い

一般的に保育士よりも幼稚園教諭のほうが、17万円ほど平均年収が高いといわれています。
しかし、それ以上に差が表れるのが公立と私立の違いです。
保育園・幼稚園ともに給与や待遇面が異なります。

公立の保育園・幼稚園に勤務する場合は公務員として働けるのが特徴です。
給与が安定しており、定期的な昇給もあります。
産休・育休を取りやすい点も魅力です。
私立の場合は、保育園・幼稚園によって給与・待遇面に大きな差があります。
保育園・幼稚園ごとの運営状況をよく確認するとよいでしょう。

さらに、教育を主な目的とする幼稚園では、有名な小学校への受験を目指す私立の幼稚園もあります。
幼稚園教諭として勤務する際に求められるスキルなどが、通常の幼稚園とは異なる可能性が高いです。
仕事の内容とも合わせて、詳細をチェックする必要があります。

保育士と幼稚園教諭…よく似ているけれどまったく違う!

保育士と幼稚園教諭では、子どもを預かるという立場は同じですが、仕事内容は異なります。
保育士の仕事は子どものお世話が中心であり、幼稚園教諭の場合は教育が中心です。
勤務する際に必要になる資格もそれぞれ違うので、就業を希望する場合はそれぞれの特徴をよく理解しておかなければなりません。

また、給与・待遇も保育園・幼稚園によってさまざまです。
運営状況や仕事内容をよく確認して総合的に判断し、自分に合った園を選びましょう。

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