投稿日時:2018年4月27日
保育士になるには?条件・方法・心構え色々
日本各地で課題になっている「待機児童問題」を背景に、保育士のニーズは高まりつつあります。
また、子どもの笑顔や成長に携わることができる保育士の仕事は、その大変さと同じくらいやりがいがある職業とされています。
そんな保育士になりたいと願うすべての方のために、今回は保育士になるための方法や条件などをまとめてみました。
保育士になるために必須な条件は?
保育士になるためには、まず国家資格である保育士資格の取得が必要です。
資格取得後は主に、保育園や保育所などが就職先となります。
自治体によっては児童厚生施設(児童館や児童遊園)や病院が運営する保育所や助産施設などでも保育士を採用している場合もありますので、各自治体のホームページなどでチェックしましょう。
保育士になるための資格取得の方法
保育士になるためには、まず国家資格である保育士資格の取得が必要です。
資格取得後は主に、保育園や保育所などが就職先となります。
自治体によっては児童厚生施設(児童館や児童遊園)や病院が運営する保育所や助産施設などでも保育士を採用している場合もありますので、各自治体のホームページなどでチェックしましょう。
保育士資格を取得するための方法は、大きく分けて「厚生労働省の指定する養成学校を卒業する」方法と「保育士試験を受験する」方法の2つがあります。
厚生労働省の指定する養成学校の保育士過程を卒業した場合、必要単位を修得することで卒業と同時に取得することが可能です。
保育士養成課程では、保育士となるうえで必須の知識や技術をはじめ、子ども達や保護者とかかわるときの心構えなどを講義や実習の中で学習します。
4年制大学、短大、専門学校のどの場合でも取得する資格自体に差はありません。
しかし、短大や専門学校の場合は、実習をしながら講義や演習を両立していく必要があるため、細かいスケジュール管理をしていかなくてはなりません。
保育士試験は年1回の狭き門!?
保育士試験を受験する場合は、養成学校や保育士過程を卒業している必要がないため、社会人も受験が可能というメリットがあります。
保育士試験とは、全国保育士養成協議会が実施する試験のことで、高等学校や大学を卒業した方だけでなく、児童福祉施設で特定の勤務年数を経た方などが受験できる試験のことです。
試験内容については、筆記試験と実技試験の2つの試験で合否を判断します。
筆記試験は「保育原理」や「児童家庭福祉」など、保育士養成課程で学習する内容が主な内容です。
実技試験については、保育実習実技という形式で行われます。
実技試験で行うのは、音楽(ピアノやギターなど)造形(絵画など)言語表現(3分間のお話)の3つが実施されます。
しかし、厚生労働省の『保育士試験の概要』によると、保育士試験の難易度は例年高い傾向にあります。
2017年度の保育士試験では62,555名の受験者のうち、合格者は13,511名という狭き門になっているため、かなりの勉強時間が必要となるでしょう。
保育士になるために必要な心構え
保育士の仕事を続けていくうえで心得ておきたいことは、まず「元気」です。
子ども達は大人の表情や言動に敏感です。
保育士に元気がないと、子ども達にも影響が出てしまうこともあります。
保育士になるために、健康管理や笑顔は必須といえるでしょう。
次に「他の保育士との連携をはかること」です。
子ども達にはそれぞれ違った個性や成長があり、いつもマニュアル通りになるとは限りません。
また、多くの子どもを相手にする場合には、ケガやトラブルなどにも対応していかなくてはなりません。
そんなときに他の保育士との連携が取れていれば、突然の事態にもフォローし合って対応することができます。
困ったことや不安なことがあれば、必ず先輩保育士や他の保育士に相談するように心がけましょう。
また、どんなときでも子ども達の模範となるような行動や言葉づかいをするようにしてください。
子ども達の保育のサポートをするのが保育士の仕事ではありますが、子ども達にとっての保育士は見習うべき「大人」であり「先生」なのです。
やっぱり保育士になりたい!
人とかかわる仕事であるため、勉強することも多い職業です。
しかし、多くの学びの中で、子どもだけでなく自分自身も成長できることも「保育士」という仕事の魅力といえます。
多くの子ども達に信頼される保育士になれるように、頑張りましょう。