投稿日時:2018年11月16日
保育士証を失くしたら保育士資格はどうなる?再発行の方法とは
紛失しても慌てない!保育士証は再発行できる
保育士として働くうえで、なくてはならない保育士証は、紛失してしまった場合でも再発行が可能です。また、紛失以外にも汚してしまった場合など、何らかの理由で使用不可能な状態である場合にも再発行をしましょう。さらに、転居や結婚などで、紛失と氏名・住所の変更が重なった場合には、同時に手続きを行えます。再発行の方法は簡単ですが、スムーズに再発行するためには注意点も確認しておくことが大切です。
再発行の流れ
保育士証を紛失し、転職や就職で使用する際に困らないよう、再発行の申請手続きの流れを確認しておきましょう。まず、保育士証の再発行申請手続きをするにあたり、登録事務処理センターから「再交付手引き」を取り寄せなければなりません。取り寄せるためには、返信用封筒に指定されている価格の切手を貼り、送信用封筒に入れて登録事務処理センターへ郵送します。切手の価格や住所に不備がなければ、数日で保育士証再発行に必要な書類の取り寄せが可能です。
再発行の書類として払込用紙と保育士証再交付申請書の2点が入っているかを確認し、払込用紙を使用して郵便局の窓口から手数料1,100円を支払います。手数料を支払ったあとは、窓口で「振替払込請求書兼受領証」を受け取り、同封の保育士証再交付申請書の2点を返信用封筒に入れて、登録事務処理センターへ返送するだけです。保育士証の破損や汚してしまい使用できない状態の場合など、手元に保育士証があれば、2点の書類と一緒に返送します。再発行手続きを行う際の注意点は、「振替払込受付証明書」を紛失しないようすることです。払込用紙の中心部分が振替払込受付証明書になっています。また、ATMでの手数料の支払いは不可となるため、郵便局の窓口で支払い手続きを行いましょう。
さらに、結婚や離婚など転居時に紛失してしまい、紛失と氏名・住所の変更が重なった場合には、登録されている情報の変更も行わなければなりません。情報の変更も同時に行う場合、書換え交付申請手続きを行います。登録事務処理センターからは、再交付手引きではなく「書換え手引き」を取り寄せ、郵便局の窓口で手数料1,600円を支払い、振替払込受付証明書と申請書を返送する流れです。書換え交付申請手続き申請書の下部に紛失したことも記入すれば、再交付申請手続きは不要となります。
注意!再発行には時間がかかる
保育士証の再発行にかかる時間は、滞りなく手続きが済んだ場合にも、自宅に郵送されるまでに2カ月程度はかかります。万が一、返送した書類に問題があると、2カ月以上の時間がかかるケースもあるでしょう。保育士として仕事をする場合、必ず保育士証を持っていなければなりません。 紛失から再発行までのあいだは、基本的に保育士として働けなくなります。もしも、就職や転職の採用決定後に保育士証の提出を求められた場合、保育士証を紛失してしまったことを伝えなければならないのです。
さらに、保育士証があることを証明するための書類を提出します。新卒であれば、保育士証を登録すると「保育士登録済通知書」が郵送されるため、通知書を提出することで働けるでしょう。保育士登録済通知書は、発行から3カ月間有効となるため、3カ月を過ぎている場合には保育士登録している都道府県への問い合わせが必要です。保育士登録を行った保育士であると証明してもらい、保育園側に働けるかどうかを判断してもらうことになります。 保育士証を紛失してから再発行までの時間を、どのように対応するかは保育園次第です。
保育士として就職や転職活動をはじめる際には、保育士証を紛失していないか、汚れや破損がないかを確認します。また、氏名や住所も変わっており、書換え手続きを行わなければならない場合も、早めに書き換え・再発行の手続きを行いましょう。