投稿日時:2018年11月16日
保育士の仕事を充実させよう!目標設定のススメ
目標設定が保育士の仕事にどう役立つ?
目標設定は、立派なものではなくてもよいです。仕事に対する目標を自分なりに考えて設定し、実際の仕事の中で目標と現実の差を体感することが重要になります。また、保育士として成長するためには、日々の小さな積み重ねも重要です。目標設定を行わず、ただ決められた業務をこなすだけでは成長できません。しかし、目標を強く意識して、達成しようと考えると、大きな負担となります。何年も先の目標ではなく、目先の達成できそうな目標を設定することがポイントです。達成できなかったとしても、現在の実力を実感できたことが成長につながります。
目標設定をするうえでは、同僚にも目標を理解してもらうことも大切です。目標設定を確認してもらい、「この目標は難しいのでは」など、厳しい意見も聞き入れましょう。目標設定に対する意見を聞く中で、さまざまなことも見えてきます。例えば、同僚の考え方を知ったり、チームプレーをするうえでの同僚との接し方を検討したりと、同じ職場で働く者同士の距離を縮めることにもつながるのです。目標設定は、設定する行為そのものも仕事の役に立ちます。しかし、目標を設定する過程で同僚を巻き込むことで、同僚との関係を良好に保つことにも役立つのではないでしょうか。
どんな保育士になりたいかをイメージするのがコツ
保育士の仕事において、目標設定をすることは大切ですが、どのように目標を決めればよいのか分からない人も多いでしょう。特に、保育士になったばかりであれば、働きはじめたばかりで目標など設定できないと考えてしまうのではないでしょうか。目標設定のコツは、「どんな保育士になりたいか」をイメージすることです。まず、将来的に達成したい目標と、目の前の小さな目標の2つを決めます。将来的に達成したい目標は、おおまかな内容を設定することがポイントです。
例えば、「保育士として一人前になる」「保育士を束ねるリーダーになる」など、すぐには実行できない目標のほうがよいでしょう。大切なことは、目の前の小さな目標を具体的な内容にすることです。将来的な目標に向かって必要なことを、連想ゲームのように考えていくと、具体的な目標が見えてきます。また、目標を決める際には、「自分が毎日できること」「積み重ねによって達成できるもの」の2つがポイントです。1日の努力で達成できるものでは、将来的な目標につながらず、成長もできません。
さらに、目標を達成するまでの期限を決めることも大切です。細かな期限も決めると、目標を達成できた時の自分を想像しやすくなります。期限内に小さな目標を達成していくと、将来的な目標に一歩ずつ近付いていることを実感できるため、モチベーションをあげることにもなるでしょう。漠然と大きな目標を考えようとせず、将来に向かってステップアップする形で順序立てることによって、目標設定はスムーズに行えます。ただし、目標を意識しすぎてしまい、目標に追い詰められないように注意が必要です。保育士としての成長のために目標設定を行ったのにも関わらず、重荷となり精神的に追い詰められてしまっては意味がありません。目標を達成するための行動を起こせない日もあります。目標設定をするうえでは、自分に厳しくしすぎないことも大切なことなのです。
目標に向けて保育の質を上げていこう
目標設定を行う際には、「将来的にどのような保育士になりたいのか」「なりたい保育士になるためには何をすればよいのか」の2つを軸に考えます。中には、保育士の仕事に対する目標設定を行ったものの、余裕のなさから目標を念頭に仕事ができない人も多いのではないでしょうか。目標達成の期限を長く設定し、余裕がないときには無理をしないことも重要です。将来の大きな目標に向かって、目の前の小さな目標から確実に達成していきましょう。