投稿日時:2018年11月16日
履歴書はどう書く?保育士転職のケース
保育園は書き物が多い!字は丁寧に美しく
パソコン作業が当たり前になった現代では、履歴書の書式をダウンロードして使うことができます。そのため、履歴書を作成する際も、パソコンを使って仕上げることが可能です。しかし、保育園では子どもたちのお手本として字を書く場面があるほか、保護者と連絡帳を用いてやりとりするなど、保育士の仕事は意外と書き物が多くあります。IT化が進んだ社会でも職業によっては手書きで文字を書くことが求められることがあり、保育士はまさにそんな職種なのです。
そのため、きれいで読みやすい字を書けることは保育士にとって必要な資質のひとつだといえます。また、字は体を表すといわれるように、採用者側は履歴書に書かれた文字で応募者の人となりを想像しようとすることもあり得ます。履歴書に書かれた文字の印象がよければ、採用者の目に止まる確率も高まる可能性があるのです。履歴書を作成するときは、手書きで書くのはもちろん、丁寧に美しく仕上げるようにしましょう。そして、万一書き間違えてしまった場合は、修正ペンや修正テープで手直ししたりせず、最初から新しく書き直しします。
証明写真は子供や保護者に好まれる清楚なメイクで
履歴書に貼付する証明写真は、採用者がどんな容貌や雰囲気なのかを事前に見ることができる唯一のものです。相手がどんな人か判断する材料はもちろん、外見だけではないでしょう。ただ、目に入ってくる外見の印象が判断材料のひとつになることもあり、良い印象の証明写真を使う方がいいに越したことはありません。保育士に限らず、正職員採用の履歴書に使う証明写真の服装はスーツである事がマナーです。また、派手なメイクは避けた方が無難です。保育士としての仕事内容を考えると、子供や保護者に好まれ、不快な印象を与えないような清楚なメイクが好まれます。
志望動機や自己PRは保育に関係するエピソードを入れる
どうしてその保育園に応募しようとしたのか、志望動機をわかりやすく、しかもアピールになるように書くのは意外と難しいものです。保育に携わる仕事であることから、子供が好きだから、保育に興味があるからという動機はよく目にする内容でしょう。しかし、それだけでは誰でも書けるような程度のものであり、ほかの応募者と比べて特にアピールできるものではありません。応募しようとしている保育園の保育理念や環境などを踏まえたうえで、自分の学んできたことや経験してきたことが新しい保育園でどう生かせるかを具体的に盛り込むことが必要です。
実際に育児の経験がある人ならば、保育士としての経験のほかに母親として子供を育てた経験や保護者としての気持ちが分かることなどを、保育士としての仕事に活かしたいと書くのもいいでしょう。また、志望する保育園が小規模なところならば、これまでの経験を活かして、よりきめ細やかに一人ひとりの園児に寄り添う保育を実践したいとアピールすることもできます。
また、自己PRも数多くいるほかの応募者の履歴書のなかから目に止まる内容でなければいけません。趣味や特技など、読む人の目を引くような輝かしい実績があるならもちろんアピールポイントになりますし、話のきっかけにもなります。ただ、保育士として就職する目的ならば、保育に関係ない内容よりも、まずは保育に関連したエピソードを盛り込むことが大切です。たとえば、ピアノを習っていてこのぐらい弾くことができる、絵を描くことが得意でコンクールで入選したことがある、裁縫が好きで身のまわりのものを手作りしているなど、書けることはいろいろあります。
保育士に求められるポイントを抑えることが大切
履歴書を作成するとき、できるだけアピールしようとさまざまなことを詰め込んで書いてしまうこともあるかもしれません。もちろん、自分のアピールポイントを採用者に知ってもらうことは大切です。ただ、保育士を探す求人に関しては、保育士としてふさわしい能力を兼ね備えている人材が求められます。いくらビジネス関連で優秀な実績や能力を有していても、保育士としての資質に欠けていれば採用されない可能性があるのです。
そのため、子供や保護者に好まれるメイクや服装で証明写真を撮る、保育に関するエピソードを取り入れた志望動機や自己PRを書くなど、保育士に求められるポイントを押さえて履歴書を作成する必要があります。正式採用の場合は職務経歴書が必要な場合もあるため、履歴書とともに保育士として魅力のある応募書類を作成するようにしましょう。