投稿日時:2018年4月27日
保育士免許を取得するにはどうしたらいいの?
子どもたちとの日常生活を通して成長を実感できる「保育士」は、人気の高い資格です。
保育士の資格を取得したいけれど、どうすればよいか分からないという人も多いのではないでしょうか。
自分に合った資格の取得方法を知ることで、目標に向けて効率よく学習を進められます。
そこで、今回は保育士免許の取得方法について詳しくご紹介します。
資格取得の方法は大きく分けて2つ
保育士は厚生労働省が所管する国家資格で、保育士として働くためには資格を取得しなければなりません。
保育士の資格を取得する方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、厚生労働大臣が指定する保育士養成学校や指定保育士養成施設を卒業すること。
2つ目の方法は、保育士試験を受験して合格することです。
以下ではこれら2つの資格取得方法について具体的に解説します。
保育士養成課程を修了する
保育士養成課程を修了することは、保育士の資格を取得する確実な方法です。
都道府県知事が指定する4年制大学や短期大学、専門学校などで必要な単位を取得すれば、保育士の試験を受けなくても資格が取得できます。
保育士資格の取得を考えている場合には、入学を検討している学校で卒業時に資格が取得できるかどうか確認しておくとよいでしょう。
また、学校に通う方法以外に通信制大学を利用する方法もあります。
基準を満たした通信制大学であれば、自宅学習で必要な単位を取得し、実習はスクーリングでこなすことで、保育士の資格を取得可能です。
保育士試験の合格率は例年2割前後で推移しており、簡単に合格できるとはいえません。
そのため、確実に保育士の資格を取得したいときには、通学や通信制の大学を利用するのがおすすめです。
保育士資格試験に合格する
保育士の資格試験は、1年に2回実施されています。
筆記試験は例年4月と10月に行われ、筆記試験に合格すると実技試験が受験可能です。
筆記試験は、保育原理・教育原理・児童家庭福祉・社会福祉・社会的養護・保育の心理学・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論の9科目です。
科目の合格ラインは6割以上となっています。
筆記試験には科目別合格制度があり、合格した科目については3年目まで持ち越しできます。
実技試験の日程は、4月の試験では7月ごろ、10月の試験では12月ごろが目安です。
2014年度まで保育士試験は年に1回でしたが、保育現場の人材不足解消を目的に、2015年度から2回実施されるようになりました。
当初、2回目の試験は特定の地域のみで働ける「地域限定保育士試験」が行われていましたが、2016年度以降は通常の保育士試験も行われています。
受験資格は、一般の大学・短大を卒業した人や、高校卒業後に児童福祉施設で2年以上・総勤務時間数が2,880時間以上の実務経験がある人となります。
また、義務教育終了後に児童福祉施設で5年以上・総勤務時間数が7,200時間以上の実務経験がある人も受験できます。
今受験資格を満たしていなくても大丈夫
このように、保育士の資格を取得できる道は一つではありません。
今の段階で受験資格を満たしていなくても、自分のペースで取得を目指すことができます。
保育士試験を受験する場合には、ペースメーカーとして通信講座を利用するのがおすすめです。
なぜなら、通信講座では筆記試験だけでなく実技試験の対策もカバーできるからです。
独学でもテキストを購入して筆記試験対策ができますが、実技対策をするのは難しいかもしれません。
通信講座の多くは、実技試験当日の流れや歌や演奏のポイント、絵画の画材などについてポイントをまとめた動画教材が充実しています。
また、確実に合格を目指すなら、指定保育士養成施設への通学や通信制の大学で学ぶのもよいでしょう。
好きな道でスペシャリストを目指そう!
保育士の資格は生活スタイルに合わせて取得することができ、子どもと接することが好きな人におすすめの資格です。
保育士として働き始めてからも、さまざまな人との交流を通して学びが深まることでしょう。
あなたも好きな道でスペシャリストを目指してみませんか?